なんとなく実行委員長 NO.10中
オレってやっぱり仮説教師(中) 松川 靖
そして、質問1です。
[質問1] 空気は、窒素や酸素などのいろいろな分子がまざりあってますが,窒素の分子だけをとりだすことはできるでしょうか。(要点)
私が、読む前から、タツキくんが、討論の戦闘モードに入っています。
タツキくん「出来るよ!できるに決まってるべー。だってさー理科室に、ボンベがあったもん。それに入れるためには、やってるに決まってる」
予想をとって見ると、「とり出すことが出来る」が 多数。でも、少数派の子も「けんとうもつかない」の子も笑顔で、手をあげているのもいいです。
ここで、自然に討論が始まってしまいました。
「ああ、テープ持ってくりゃよかったなあ」など考えながら意見を聞いていました。
ノーミソテープなので、討論の内容は忘れてしまいましたが、
わいわいと元気に意見を言い出す子どもたちの姿に笑顔自然に笑顔になる私でした。
「取り出す方法」では、おもしろい方法が出されました。
レオくんは、「部屋を締め切って、ストーブをどんどん燃やすと、酸素がなくなってくるから、窒素が残る」と言います。すかさずツヨシくんが「そしたら、二酸化炭素がでる。」と言います。
酸素をなくすために、炭素を使うっていうのも、すごいけど、別なものになるということがスーッと出てくるのもすごいことだなあーと思いました。
子どもたちの中には、分子が三態変化していたり、燃えるときに分子が離れたりくっついたりしているイメージができているんだなあーと鳥肌ものでした。
すると、ゴールくんが「あの、お菓子なんかに入っている、エージレスっていうやつで、酸素をくっつければいい。」と脱酸素剤を使って空気中の酸素を取り、窒素だけにする方法を話してくれました。
すると、だれかが「窒素は、とれるけどそのエージレスのくっついた酸素はもうとれないじゃないか」と。
これって《燃焼》の「酸化と還元」のイメージだよなあ。
さらにショーリくんが面白いことを言い出します。
ショーリくん「先生、酸素と窒素の分子って大きさは同じなの?」
私「うーん、どうだろうなあ」
ショーリくん「もしも、少しでも違ってたら、例えば酸素分子がちょっと小さかったら、酸素分子だけ通るような、網のような物を作って、こっちから空気を送ってやれば、こっちに窒素だけいく」
これは、分子を振るいにかけるっていうイメージです。分子の振るいっていうやつがありましたよね。
それから、最新の・・・ノーベル賞にも関係しているカーボンナノチューブっていうやつ?なんかそんな分子のイメージです。
そんなことを言いながらショーリくんの言ったことを黒板に描いて説明していると、
「ショーリ、おめーノーベル賞とれんじゃねーか」ってタツキくん。
1ページ目から、こんなに自由に分子のイメージが飛び交い、子どもたちが生き生きとしている様子をみながら、西川さんの言葉が脳裏をかすめていました。
「授業書は、1ページ目からスーッと子どもたちをひきつけます。タコがタコツボにスーッと入ってくるように」
子どもたちと授業を楽しみながら、子どもたちと一緒に楽しい授業のタコツボに自分も一緒に吸い込まれていくような気持ちになりました。
西川さんなら、この時間まるごと1ページで終わるのでしょうが、私は、「ごめん、次に行くよ」と言って進みました。(つづく)
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