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2008年12月20日 (土)

なんとなく実行委員長 NO.10下

  オレってやっぱり仮説教師(中)                               松川 靖

<窒素や酸素をとりだすには>というお話には、工場で窒素と酸素を取り出すには、窒素と酸素の沸点の違いを利用する。
 窒素の沸点は、-195度。酸素の沸点は、-183度。マイナス200度にした液体空気の温度をあげて窒素を取り出し、酸素を残す。という説明です。
 これは、授業書《三態変化》と共通の内容です。
 「沸点」「気化」など難しい言葉があるのですが、次のように説明すると、子どもたちはあっさり理解してくれました。

 空気の分子は、普通の温度では ビュンビュン飛び回っているんだったね。 でも、温度を下げてやると、動きがにぶくなっていくのね。そして、マイナス200度くらいになると、空気の分子もくっついて水槽の水のようにちゃぷちゃぷしてくるんだって。

 ちゃぷちゃぷしているやつを少しずつ温度をあげていくと、-195度で、まず、窒素分子が元気になってきて「オレは、出て行くぜ」ってピューンと飛んでいくからこれを捕まえる。
  さらに、温度をあげると酸素が元気になって「オレもでていくぜ」っていくわけだ。

 子どもたちは、ウンウンなるほどって聞いています。
そして、「ヘリウムは?」「二酸化炭素は」と空気中にある微量な分子について気づいている子もいて、なるほどなあと思いました。ヘリウムは「たぶん、窒素の前に出てるねえ」と言ったら、ツヨシくんが「二酸化炭素は、みっつくっついているから、残ってるんじゃないか」って言ったのにも感心しました。

  ここで、残り時間が少なくなったのですが、次の時間にさっと「窒素づくり」「酸素づくり」をやるために、次のページをさらっと説明することにしました。
 窒素づくり、酸素づくりに使う道具と薬品を授業書で確認し、水上置換について、お風呂のオナラで説明。爆笑の中、説明が終わると、すぐ。
 ツヨシくんが「よしやるぞ!」みんな「よーし!」残り数分しかなにの、もう理科室へ行く気満々。
 「ごめん、時間がない」というと「えー」っという声。
 ものすごい意欲です。

 教科書の授業、学習発表会の練習となにかと押しつけ的な指導の多かった最近でしたが、授業書で、私も、子どもも、授業の楽しさ、開放感を味わいました。

 子どもたちがそれなりについてくるので、ついつい教科書の授業もガンバってしまった私。子どもも私も苦しんでいた今日この頃ですが、仮説実験授業が始まって、題名を書いただけで、心地よい、楽しい、楽しすぎる授業に浸ってしまいました。私は、授業書を1行1行読みながら、子どもたちの発言を聞いて、その表情や目の輝き、笑顔になる瞬間を見て自然に笑顔になっていくのを感じました。
 そして「おれは、やっぱり仮説実験授業が好きだ~。」「仮説だけがうるおいだ~」「仮説しかない教師だ~」と内側からジワジワわいてくる熱いものを感じていました。                (2008.10.18)

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