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2008年12月

2008年12月30日 (火)

なんとなく実行委員長⑪上

  会を主催すると言うこと(上)     松川 靖

 11月15~16日に<仮説実験授業入門・再入門講座>という会を行いました。私が主催者ということになっていますが、この会も“なんとなく”主催者になってしまいました(ガクッ)。
 “全国大会実行委員長”なんていっているけど、考えてみれば、私は、これまで大きな会を主催したことはありません。石塚さんの会と山路さんの《力と運動》の会の2回だけです。
 だから、大久保さんから
「11月の会は、松川さんがやる? オレがやる?」
って言われたときには、正直,五分五分でした。
 「全国大会の実行委員長としてやっておかなきゃいけないのかなあ、でも、自信がないなあ」っていう煮え切らない感じでした。
 でも、会が終わった今,「やってよかったなあ」「会を主催するって楽しい!」と,本当に充実感を感じています。
 そして、来年5月には、「もう少し大規模にフェスティバルをやりたい」と考えています。仮説実験授業の会をやるって、ホント楽しいです。
  では、<“なんとなく”始めた会の主催が楽しくなって、「またやるぞー」っていうエネルギーに変わっていくまでのお話>をどうぞ。

■動いて考える
 この会をやるって決めたのは、全国大会が決定してすぐなのですが、すぐに動いたのは大久保さんでした。大久保さんは、すぐに全国大会の会場ホテルに電話して、部屋をおさえました。 私なら「さて、どんな会にしようか。だれを呼ぼうか、いつやろうか」って考えてなかなか動けないのですが、大久保さんはさすがです。ぱっとホテルをおさえてしまうわけです。
 これって、すごく大事だなあと思います。ぐちぐち考えているうちに結局やらないことになってしまうことが多いのですが、日にちが決まっていればやらざるを得ません。
 11月15日に会をやるとなると、お知らせを9月にはださなきゃならない。ということは,すぐに講師を決めないと,お知らせの〆切が迫ってくるわけです。なんでもそうですが、〆切がないと結局流してしまうことが多いですよね。〆切を決めると、人間考えが浮かぶし、行動力がわいてくるものです。

■講師は、主催者。

  ホテル(会場)を抑えると同時にすぐにおさえなければならないのは、講師です。私は、すぐに「西川さんには来てほしい!」と思ったのですが、会の規模と予算との関係がイマイチ計算できず・・・ つまり、たくさん呼びたいけど、「何人集まるんだろ?」「赤字になるんじゃないか」などと考えてしまって,なかなか決められません。でも、結論から言うと、<講師によって参加者も決まる>っていうことです。
 今回は、西川さん、犬塚さんの2人を主な講師にしようと決めたのですが、斉藤祐子さんが大久保さんを通して「是非行きたい」と申し出て下さいました。
 さらに、東北から、熊野信吉さん、船迫新治さん、今野高彦さんに講師をお願いしました。3人には、なんと参加費を払って頂いて講師をやって頂いたわけですが、この考えも慣れないと難しいです。講師をお願いして、しかも参加してくれっていうわけですから。
 でも、これも、講師をしてくれた方々の感想文を読んで、納得しました。

│ 講座をもたせていただいてうれしかったです。「一番勉強
│になるのは講師」という言葉を聞いていましたが、まさしく
│その通りでした。今回の経験を生かして授業書の見方、準備
│の仕方、など考えていきたいと思います。参加して盛り上げ
│てくださったみなさんに感謝しています。(船迫新治さん)

│ 久しぶりに《宇宙への道》の準備をして、さらに充実した
│セットにすることができましたし、思った以上に講座に参加
│して下さった方も多かったし、最後まで授業書を終えること
│ができたし、惑星模型も喜んでもらえたし、おみやげも喜ん
│でもらえたと思います。本当に講師が楽しんだ講座でした。
│ありがたし!      (熊野信吉さん)                   
                  
 講師をしたことで、得をするのは、自分なんですよね。
 そういえば、私も大久保さんに頼まれて何度か講座を持ったことがありましたが、講座があるとその授業書について細かく考える機会になるし、その後の授業もしやすくなりました。
 主催者となって分かったことは、「主催者」は、講師と、参加者を結びつける役だということです。参加者が集まるのは、主催者の宣伝だけではなく、講師を見て決めているわけです。
 大久保さんが「<講師は、主催者とグル>なんだよ。」と言っていましたが、その通りだなあと思いました。
(「下」へ続く)

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2008年12月24日 (水)

盛岡仮説の会ニューイヤー例会

平賀です。
いよいよ押し迫ってきました。恒例の「ニュー・イヤー例会」を,下記のような日程で
行います。
時間をあまり気にせずにやれるこの機会に,授業書体験を中心に楽しみたいと思います。
ご都合をつけて,御参加ください。


■ 期 日 2009年 1/9(金)3時 〜 1/10(土)3時
■ 場 所 サンセール盛岡
■ 参加費  3000円  (1日だけの参加は1500円)
■ 宿泊費  6500円(2食)
■ 参加申込 次の①〜④を,FAXかメールで平賀までお知らせ下さい。
   ①氏名
   ②電話
   ③「宿泊」,「通い」の別
   ④共済組合員番号
          ※ 「通い」の人も連絡をお願いします) 〆切り  → 1月3日


詳細な要項は,平賀にご連絡ください。

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2008年12月20日 (土)

なんとなく実行委員長 NO.10下

  オレってやっぱり仮説教師(中)                               松川 靖

<窒素や酸素をとりだすには>というお話には、工場で窒素と酸素を取り出すには、窒素と酸素の沸点の違いを利用する。
 窒素の沸点は、-195度。酸素の沸点は、-183度。マイナス200度にした液体空気の温度をあげて窒素を取り出し、酸素を残す。という説明です。
 これは、授業書《三態変化》と共通の内容です。
 「沸点」「気化」など難しい言葉があるのですが、次のように説明すると、子どもたちはあっさり理解してくれました。

 空気の分子は、普通の温度では ビュンビュン飛び回っているんだったね。 でも、温度を下げてやると、動きがにぶくなっていくのね。そして、マイナス200度くらいになると、空気の分子もくっついて水槽の水のようにちゃぷちゃぷしてくるんだって。

 ちゃぷちゃぷしているやつを少しずつ温度をあげていくと、-195度で、まず、窒素分子が元気になってきて「オレは、出て行くぜ」ってピューンと飛んでいくからこれを捕まえる。
  さらに、温度をあげると酸素が元気になって「オレもでていくぜ」っていくわけだ。

 子どもたちは、ウンウンなるほどって聞いています。
そして、「ヘリウムは?」「二酸化炭素は」と空気中にある微量な分子について気づいている子もいて、なるほどなあと思いました。ヘリウムは「たぶん、窒素の前に出てるねえ」と言ったら、ツヨシくんが「二酸化炭素は、みっつくっついているから、残ってるんじゃないか」って言ったのにも感心しました。

  ここで、残り時間が少なくなったのですが、次の時間にさっと「窒素づくり」「酸素づくり」をやるために、次のページをさらっと説明することにしました。
 窒素づくり、酸素づくりに使う道具と薬品を授業書で確認し、水上置換について、お風呂のオナラで説明。爆笑の中、説明が終わると、すぐ。
 ツヨシくんが「よしやるぞ!」みんな「よーし!」残り数分しかなにの、もう理科室へ行く気満々。
 「ごめん、時間がない」というと「えー」っという声。
 ものすごい意欲です。

 教科書の授業、学習発表会の練習となにかと押しつけ的な指導の多かった最近でしたが、授業書で、私も、子どもも、授業の楽しさ、開放感を味わいました。

 子どもたちがそれなりについてくるので、ついつい教科書の授業もガンバってしまった私。子どもも私も苦しんでいた今日この頃ですが、仮説実験授業が始まって、題名を書いただけで、心地よい、楽しい、楽しすぎる授業に浸ってしまいました。私は、授業書を1行1行読みながら、子どもたちの発言を聞いて、その表情や目の輝き、笑顔になる瞬間を見て自然に笑顔になっていくのを感じました。
 そして「おれは、やっぱり仮説実験授業が好きだ~。」「仮説だけがうるおいだ~」「仮説しかない教師だ~」と内側からジワジワわいてくる熱いものを感じていました。                (2008.10.18)

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2008年12月17日 (水)

盛岡仮説の会12月例会

平賀です。カレンダーも残りが少しになってきました。お元気ですか。
ここまであまり雪も降らず,過ごしやすく経過しています。この感じのままで新年を迎えたいところですが,どうでしょうかねえ。


さて,12月例会のご案内です。

期日 12月20日(第3土曜日) 午後3時~
場所 都南公民館
参加費 500円

前日(金曜日)は忘年会の人もいるのではと想像していますが,例会は午後ですから,アルコールも抜けたところで,さわやかに参加されますようご案内いたします。
(そんなに飲む人はいないか‥‥‥)


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 平賀幸光
 e-mail  yuki47@cneti.net

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2008年12月13日 (土)

なんとなく実行委員長 NO.10中

   オレってやっぱり仮説教師(中)                        松川 靖

そして、質問1です。

[質問1]  空気は、窒素や酸素などのいろいろな分子がまざりあってますが,窒素の分子だけをとりだすことはできるでしょうか。(要点)
 私が、読む前から、タツキくんが、討論の戦闘モードに入っています。

タツキくん「出来るよ!できるに決まってるべー。だってさー理科室に、ボンベがあったもん。それに入れるためには、やってるに決まってる」

予想をとって見ると、「とり出すことが出来る」が 多数。でも、少数派の子も「けんとうもつかない」の子も笑顔で、手をあげているのもいいです。

 ここで、自然に討論が始まってしまいました。
 「ああ、テープ持ってくりゃよかったなあ」など考えながら意見を聞いていました。
 ノーミソテープなので、討論の内容は忘れてしまいましたが、
わいわいと元気に意見を言い出す子どもたちの姿に笑顔自然に笑顔になる私でした。

 「取り出す方法」では、おもしろい方法が出されました。

レオくんは、「部屋を締め切って、ストーブをどんどん燃やすと、酸素がなくなってくるから、窒素が残る」と言います。すかさずツヨシくんが「そしたら、二酸化炭素がでる。」と言います。

 酸素をなくすために、炭素を使うっていうのも、すごいけど、別なものになるということがスーッと出てくるのもすごいことだなあーと思いました。

 子どもたちの中には、分子が三態変化していたり、燃えるときに分子が離れたりくっついたりしているイメージができているんだなあーと鳥肌ものでした。

 すると、ゴールくんが「あの、お菓子なんかに入っている、エージレスっていうやつで、酸素をくっつければいい。」と脱酸素剤を使って空気中の酸素を取り、窒素だけにする方法を話してくれました。

 すると、だれかが「窒素は、とれるけどそのエージレスのくっついた酸素はもうとれないじゃないか」と。
 これって《燃焼》の「酸化と還元」のイメージだよなあ。

 さらにショーリくんが面白いことを言い出します。

ショーリくん「先生、酸素と窒素の分子って大きさは同じなの?」
私「うーん、どうだろうなあ」

ショーリくん「もしも、少しでも違ってたら、例えば酸素分子がちょっと小さかったら、酸素分子だけ通るような、網のような物を作って、こっちから空気を送ってやれば、こっちに窒素だけいく」

 これは、分子を振るいにかけるっていうイメージです。分子の振るいっていうやつがありましたよね。
 それから、最新の・・・ノーベル賞にも関係しているカーボンナノチューブっていうやつ?なんかそんな分子のイメージです。
 そんなことを言いながらショーリくんの言ったことを黒板に描いて説明していると、
「ショーリ、おめーノーベル賞とれんじゃねーか」ってタツキくん。

 
  1ページ目から、こんなに自由に分子のイメージが飛び交い、子どもたちが生き生きとしている様子をみながら、西川さんの言葉が脳裏をかすめていました。
 「授業書は、1ページ目からスーッと子どもたちをひきつけます。タコがタコツボにスーッと入ってくるように」
 子どもたちと授業を楽しみながら、子どもたちと一緒に楽しい授業のタコツボに自分も一緒に吸い込まれていくような気持ちになりました。
 西川さんなら、この時間まるごと1ページで終わるのでしょうが、私は、「ごめん、次に行くよ」と言って進みました。(つづく)

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2008年12月 9日 (火)

保育,サマースクール・セミナー

 保育,サマースクール・セミナーの計画・依頼等を進めています。外部依頼や岩手以外のスタッフを募るので,早めに進めているのです。

 保育は,子育て支援グループにお願いしました。3才以上未就学児を対象にしますが,0~2才も「どうしても!」という方にはご希望がかなうように交渉します。ただし,支援グループも動ける人数が少ないので,先着順になると思います。また,保育担当1人に幼児1人の体勢なので,お高くなります。

 サマースクール・セミナーは,1・3日目はものづくりや授業書を中心にし,2日目は小岩井農場での体験や昼食,ケンジワールド(ホテルに直結している温水プール。波があるプールです。ときどき霧雨も降ります)で楽しむ計画です。

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2008年12月 6日 (土)

なんとなく実行委員長 NO.10上

     オレってやっぱり仮説教師(上)                               松川 靖

  「どうしてだろう。9月から引きずっている悪循環をなかなか変えることができないなあ」10月に入っても気持ちがなかなか晴れません。
 人間、そう簡単に変わることはできないものです。仮説実験授業を20年やっても、仮説実験授業以外の所では<子ども中心>を貫けない自分がいます。
 《宇宙への道》が終わり、理科は教科書の授業。算数も国語もまちがって、ちょっと力を入れてしまいました。すべての授業が押しつけモードです。そうなると子どもたちの態度や姿勢などが気になってしまい、ついつい注意。落ち着きのない子は、いつも同じだから、注意はその子に集中。するとその子はさらに注意されるようなことをし、それが何人かに拡散。説教、説教の連続。教室に入るときには、「笑顔で行こう!」と思っているのに、子どものちょっとした言葉づかいに「イライラ」また暗くなって説教。
 こんな生活は、もう何年も前に卒業したつもりなのに。オレは、仮説実験授業を20年もやってるのに・・・・・・・ガク。
しょうがないなあと思いつつ、授業書を始めました。
《いろいろな気体》です。

  1時間目。黒板に「いろいろな気体」と書きました。
私「これから《いろいろな気体》という授業をします。」
 子どもたち  し~ん
私「ここに<気体>ってかいてあるけど、<気体>って何か分  かる?」
 すると、最近いつもわたしに注意されているタツキくん。
  大きな声で、言い出します。
タツキくん「液体っていうのは、なんか、べちゃべちゃしたの」
私 「おー。気体と液体ね。液体は、この水槽の水のようなものなのね。」
このタツキくんの発言をきっかけに、あちらこちらから、声が上がり始めます。
レオくん「固体!」
私「<固体>って何?」
レオくん「<物>っていうか、固いもの」    「机とか!」「鉛筆!」「ノート」 「じゃあ、学校も固体?」

 子どもたちの雰囲気が一気に開放され、次々に子が、イメージしたことを話し出します。ノーミソがグラグラと揺すられているのが分かります。

私「そうか、じゃあ気体は?」
ゴールくん (手を左右に振って)「ここ。空気のようなの」

      「空気!」   「空気!」

私 「みんな、すごいねー。<気体>っていう言葉だけで、こ
    んなにたくさんのことを言えるんだものねー」

 算数の時には「だめだし」の言葉がつい出てしまう私も、子どもたちが次々に話す言葉にただ乗っかっていればぐんぐんイメージが広がって行く感じがして、だんだん気持ちよくなっていきます。
  西川浩司さんは、授業書の題名、そして1ページ目の[質問]だけで、何時間もお話されます。
  「題名を書いただけで、子どもたちはスーッと授業にのってくるように出来ている」と言いますが、本当にそうです。
私「<いろいろな>って書いてあるけど・・」

   酸素!  窒素!   ヘリウム!

   教室は、「学びたい」っていう意欲に満ちあふれているようです。
 最近、教科書をちょっと真面目にやっていて疲れていた私は私は、<学習への“意欲”ってこういうことをいうんだよなー>とシミジミと思うのでした。
そして、質問1です。(つづく)

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